「怒らないこと 」 アルボムッレ・スマナサーラ著

  

<概要>

怒って当然の世間の風潮の中で,常に明るく楽しい生活をするための怒らない力を身につけることを提案。そもそも怒りとは? 怒らないとは? を,仏教の教えやブッダの行動をベースに説くとともに,怒ってしまったときの対処法を提示」

 

<ひと言コメント>

日々生活していると,イラッとすることがたくさん出てきます。でもそのイラッが自分自身を破壊する行為というスリランカ出身の僧侶であり著書も多い高名な著者の教え。。。アタマでわかっても体や感情がなかなか動きません(苦笑)。でも意識はできますし,意識することを続けたら,私もいつかすぐイラッとくる自分とおさらばできるのかもしれません。怒り,自分だけでなく誰のプラスにもなりませんもんね。


「図解 これが記憶法のすべてだ」 大島 清著

  

<概要>

医学博士が知りうる合理的な記憶法をまとめたもの。学びには「記憶」と「活用」という大きな2つの関門がつきまとう。何かを学びたい,脳を鍛えたいという人に,そのうちの1つ=記憶法を学ぶ手立てを提示。努力した人には春が来る,という知見の提示」

 

<ひと言コメント>

モノ忘れが最近ひどくなり・・・(特に名前が大変-苦笑-)。周りの方々に聞く限り「みんなそう」らしいのですが,諦めなくていい! それが京都大学名誉教授が語る記憶法です。単純に記憶法も紹介されていますが,記憶力を高める生活習慣というものもやはりあるそう。子どもから大人まで必要な頭の健康に必須の能力と言えるかもしれないですね。


「実践呼吸の奥義「吐く息」が奇跡を生む」 永田 晟著

  

<概要>

吐くことを意識した呼吸の実践による,健康づくり・ストレス解消・心情コントロールに役立てることのすすめ。息を吐くことに注目した呼吸は自律神経へ良い影響を与えることも証明されている。呼吸はメカニズム上意識的にできるもの。腹式呼吸の実践など生活場面に取り入れれば,ストレスに負けず人生を豊かにできる,という科学的な知見からの提案」

 

<ひと言コメント>

「呼吸」は生きる上で誰もが行うこと。また「吐けば吸える」という考え方は水泳をされる方は「息継ぎ」で思い当たることもある,と思います。さらに腹式呼吸で横隔膜を動かすことを意識すると,横隔膜が元は筋肉であることを考えると,非常に有効な健康づくりのポイントになるのではないでしょうか。私が注目しているのは,ウォーキング時に「吐く:吸う=2:1」という呼吸の生かし方,です。


「その神経(バランス)じゃ調子も悪くなりますよ」  小林 弘幸著

  

<概要>

調子の悪さや成果の出ない根本原因が自律神経のバランスの乱れである可能性を示唆,自律神経を良い状態を保つ方法の提案。自律神経の状態のチェック法やバランスが乱れているときの状態の高め方,バランスを保つ日々の習慣・考え方を提示」

 

<ひと言コメント>

「自律神経の乱れ」は,いわゆる井戸端会議でも頻繁に登場する言葉なのだそうです。ただそれが一体何なのか?は意外にご存知ではないかもしれまん。自律神経のバランスを高める方法は多くの方が研究されてもいるようですが,やはり呼吸,食,エクササイズ,冷えの解消,といった生活習慣の見直しにたどり着くようです。ちなみに,私が注目している吐く:吸う=2:1の呼吸はここでも紹介されています。


「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」 槙 孝子著

  

<概要>

冷えやすい下半身の血流をよくするためのふくらはぎのマッサージのすすめ。血液の70%は下半身を流れるが,座る時間が長いと心臓に血液が戻りにくくなるために冷えてしまう。冷えは万病の元。冷えを解消するには,下半身を温めることだがそれには温度を上げやすいふくらはぎのマッサージが最適であるという主張」

 

<ひと言コメント>

健康に関するTV番組や本は非常にたくさん出ています。本書はそんな中TV番組で取り上げられベストセラーになったそうです。「マッサージ」は各種スポーツでもリハビリでものボディケアでも取り入れられている手法。生活の中で取り入れたい習慣ではあります。一方で,科学的な根拠が示されていない場合の効果をどう見るのか? これは人によって価値が異なるでしょう。